Restylane SHAYPE
高G′のNASHA HDで下顔面を骨格的に整える新世代チンシェーピングHA
この治療について
Restylane SHAYPEは、GaldermaのNASHA HD技術を用いた高G′ヒアルロン酸フィラーで、主に顎の後退感や下顔面の骨格サポート不足を非手術で補うために設計された新世代製剤です。一般的なやわらかいHAフィラーよりも高い剛性と投影力を持ち、少ない容量でもオトガイ部の前方投影、下顔面のバランス、Eラインの整えを狙いやすいのが特徴です。
2024年のカナダ承認、2025年ブラジル展開、2026年7月23日のGalderma開示によるタイでの3件目承認など、欧州系企業の中でも比較的新しい高支持型チンフィラーとして国際展開が進んでいます。一方で、承認国はまだ限定的で、米国などでは地域ごとに状況確認が必要です。
作用機序
高濃度かつ高弾性の架橋HAゲルが骨膜上または深層組織に配置され、オトガイ部に前方投影と支持構造を与えます。NASHA HDは高いG′と形状保持性を狙った設計で、咀嚼や会話で動く下顔面でも輪郭支持を維持しやすい一方、解剖学的に狭い顎先では深度・層・容量管理が重要です。
適応症
期待される効果
製品固有RCTでは、単回治療で12週時点のchin retrusion改善と高い自然さ評価が示されています。2026年の比較試験ではJuvéderm Voluxとの比較でも有効性と良好な安全性が示され、少量でもしっかりした前方投影を狙える高支持型フィラーとして位置づけられています。多くは1回で評価し、必要時にタッチアップします。
臨床エビデンス
リスク・副作用
腫れ、内出血、圧痛、しこり感、左右差、過矯正が起こりえます。最重要リスクは血管閉塞で、特にmental artery、submental artery、下口唇周囲枝への誤注入に注意が必要です。浅すぎる注入では不自然な輪郭や触知性が出やすく、深層支持型製剤であるぶん、解剖理解とヒアルロニダーゼ対応体制が必須です。