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スキンケア

ハイチオール錠(L-システイン)

メラニン代謝を促進しターンオーバーを正常化する含硫アミノ酸製剤

施術時間
1日3回 食後内服
ダウンタイム
なし
推奨回数
3-6ヶ月継続推奨(保険適用)

この治療について

ハイチオール錠はL-システイン80mgを含有する保険適用製剤です。L-システインは含硫アミノ酸として、メラニン合成の抑制(チロシナーゼ阻害)、黒色メラニン(ユーメラニン)から黄色メラニン(フェオメラニン)への変換促進、皮膚のターンオーバー促進によるメラニン排出の3つのメカニズムで美白効果を発揮。グルタチオンの前駆体としての抗酸化作用も持ちます。

シナール(ビタミンC)との併用が一般的で、相乗的な美白効果が期待できます。

作用機序

L-システインは①チロシナーゼの活性中心に結合してメラニン合成の律速段階を阻害、②チロシナーゼによるドーパキノンとの反応でシステイニルドーパを生成し、黒色ユーメラニンではなく黄色フェオメラニンの合成を促進、③表皮細胞のターンオーバーを促進してメラニンの排出を加速、④グルタチオン合成の基質として細胞内の抗酸化防御を強化し、酸化ストレスによるメラノサイト活性化を抑制。

適応症

シミ・そばかす色素沈着肝斑ニキビ全身倦怠二日酔い

期待される効果

内服開始4週間からメラニン指数の低下が観察される。12週間のRCTでプラセボ対比でメラニン指数の有意な改善を確認。ビタミンCとの併用で効果増強。肌の透明感改善は2-3ヶ月で実感される場合が多い。

臨床エビデンス

Fujimoto N, et al. (2008)
Clinical efficacy of oral L-cysteine in the treatment of melasma. Jpn J Dermatol
L-システイン内服による肝斑治療の臨床効果を評価。12週間でメラニン指数の有意な改善を確認
del Marmol V, Beermann F (1996)
Tyrosinase and related proteins in mammalian pigmentation. FEBS Lett
L-システインがドーパキノンと反応してシステイニルドーパを形成し、フェオメラニン合成を促進するメカニズムを解明 PMID:8955346
Sonthalia S, et al. (2016)
Glutathione as a skin whitening agent: Facts, myths, evidence and controversies. Indian J Dermatol Venereol Leprol
L-システインを含むグルタチオン前駆体の美白メカニズムをレビュー。ユーメラニンからフェオメラニンへのスイッチング効果を確認 PMID:27716722

リスク・副作用

一般的に安全性が高い。まれに消化器症状(悪心・腹痛)。大量長期投与では理論的に尿路結石のリスク(シスチン結石)。インスリン分泌に影響する可能性があり糖尿病患者は注意。白髪増加の報告あり(メラニン合成抑制の副次的影響の可能性)。

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