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治療一覧
レーザー治療

MIRIA by AVAVA(フォーカルポイントレーザー)

円錐状の1550 nmレーザー凝固で、表皮を温存しながら瘢痕・しわを再構築

施術時間
30-60分(範囲・表面麻酔時間で変動)
ダウンタイム
1-3日程度(色素変化は長引くことあり)
推奨回数
1-6回(研究平均3.3回、3-6週間隔)

この治療について

MIRIA / AVAVA Skin Treatment Systemは、1550 nm非剥脱フラクショナルレーザーを走査し、真皮内へ深度可変の円錐状凝固ゾーンを作る米国発の医療機器です。従来の円柱状マイクロサーマルゾーンとは異なるFocal Point Technologyで、表皮への熱負荷を選択的に抑えながら深部へエネルギーを届ける設計です。サファイア接触冷却を併用し、ニキビ跡、細かいしわ、肌理のリサーフェシングを狙います。

米国では2025年4月にニキビ跡、同年10月に細かいしわ・しわへの510(k)クリアランスを取得しました。製品固有の査読済み根拠には、機序・組織学研究、ニキビ跡の前向き単群研究、しわの後ろ向き多施設研究があります。いずれも無作為化比較試験ではなく長期成績も限られるため、既存レーザーに対する優越性や全適応で同等の効果を保証するものではありません。

作用機序

1550 nmエルビウムガラス・ファイバーレーザーのマイクロパルスを走査し、焦点光学系で浅層約200-400 μm、深層約700-1300 μmなど、設定した深度へ円錐状の熱凝固ゾーンを形成します。ゾーン周囲と表皮の一部を温存し、創傷治癒反応、線維芽細胞活性化、コラーゲン再構築を誘導します。冷却チップは照射前後の表面温度上昇を抑えますが、出力、密度、重ね打ち、日焼け、肌タイプによって色素変化リスクは変わります。

適応症

萎縮性ニキビ瘢痕細かいしわ・しわ肌理・凹凸非剥脱スキンリサーフェシング色素変化リスクを抑えたレーザーを検討する肌タイプ

期待される効果

製品固有の前向き多施設研究では47例が1-6回(平均3.3回)の治療を受け、盲検ECCAスコアは平均85.6から55.3へ改善し、90.2%が15点以上改善、医師GAISでは78.0%が改善と評価されました。2026年のしわ研究では33例の後ろ向き多施設解析で、FWES平均値が4.48から3.36へ改善し、盲検写真判定では81.8%を正しく治療後と識別しました。いずれも対照群がなく、企業関係の開示があります。効果は最終治療後1-3ヶ月を中心に評価され、長期持続性や他機器に対する優越性は未確立です。

臨床エビデンス

製品固有・査読
Manstein D, Chan HH, Bhawalkar J, et al. (2025)
Focal point technology: Controlling treatment depth and pattern of skin injury by a novel highly focused laser. J Am Acad Dermatol
【製品技術固有の査読根拠】ex vivo皮膚と21例の背部皮膚で、1550 nm円錐状熱損傷の深度・形状を設定に応じて制御できることを組織学的に確認。臨床適応ごとの有効性試験ではなく、著者の企業関係がある。
製品固有・査読
Wang JV, Pomerantz H, Tran TN, et al. (2025)
Treating Acne Scars in Fitzpatrick Skin Types I-VI Using a Novel 1550 nm Non-Ablative Resurfacing Laser With Focal Point Technology. J Cosmet Dermatol
【製品固有の査読根拠】47例の前向き多施設単群試験で、1-6回治療後の盲検ECCAスコアとGAISが改善。全肌タイプを含む一方、比較群なし、企業資金、複数著者の企業関係があり、長期・比較効果は未確立。
製品固有・査読
Wang JV, Pomerantz H, Tao J, et al. (2026)
Novel 1550-nm Nonablative Resurfacing Laser With Focal Point Technology Improves Fine Lines and Wrinkles With High Energy Delivery. Dermatol Surg
【製品固有の査読根拠】33例の後ろ向き多施設研究でFWESの有意な改善と盲検写真判定を報告。比較群がないため、自然経過、選択バイアス、他機器との差は評価できない。
規制・公的資料
U.S. Food and Drug Administration (2025)
510(k) Summary K250402: AVAVA Skin Treatment System. FDA 510(k) Premarket Notification
【製品固有の規制資料】ニキビ跡、軟部組織凝固、スキンリサーフェシングの表示を確認。47例の提出試験を要約するが、510(k)は他機器に対する優越性の認定ではない。
規制・公的資料
U.S. Food and Drug Administration (2025)
510(k) Summary K252155: AVAVA Skin Treatment System. FDA 510(k) Premarket Notification
【製品固有の規制資料 / 査読なし】細かいしわ・しわへ表示を拡大。3ヶ月以上追跡した28例の後ろ向き解析で75%がFWES 1点以上改善したが、無作為化比較試験ではない。
間接根拠・機器クラス
Alexis AF, Coley MK, Nijhawan RI, et al. (2016)
Nonablative Fractional Laser Resurfacing for Acne Scarring in Patients With Fitzpatrick Skin Phototypes IV-VI. Dermatol Surg
【間接根拠 / 1550 nm非剥脱フラクショナルレーザークラス】濃い肌色のニキビ跡で有効性を支持したが、密度が高い側を中心に一過性PIHが多く、MIRIA固有の円錐ビームを検証した研究ではない。
間接根拠・機器クラス
American Society for Laser Medicine and Surgery (2026)
ASLMS 2026 Plenary: Emerging Devices. ASLMS 45th Annual Conference Program
【専門学会のトレンドシグナル / 臨床効果根拠ではない】AVAVAを2026年のEmerging Devicesセッションで取り上げた。注目度を示すが、製品の有効性・安全性を学会が承認したことを意味しない。
メーカー資料
AVAVA (2024)
Launch of MIRIA and Jeisys distribution partnership for Korea and Japan. Manufacturer announcement
【メーカー資料 / 市場展開のみ】MIRIAの商用ローンチと韓国・日本でのJeisys販売提携を公表。地域トレンドの補助情報であり、査読済み臨床効果の根拠ではない。

リスク・副作用

一過性の赤み、腫れ、熱感、ヒリつき、疼痛、乾燥、ざらつき、痂皮、ニキビ様発疹、炎症後色素沈着または色素脱失が起こりえます。製品固有研究では平均疼痛4.4/10で、Fitzpatrick IIIの1例に治療を要する遷延性色素沈着がありました。レーザークラス一般として、水疱、熱傷、感染、ヘルペス再活性化、長引く紅斑、瘢痕、眼障害にも注意し、日焼け、肝斑傾向、濃い肌色では出力・密度と遮光を慎重に調整します。

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